こんにちは。

当サイトへのご訪問、いつもありがとうございます。

 

本校では、どのクラスも、週に1度、日本事情の授業を行っています。

今週の中級クラスの授業では、少子高齢化を取り上げました。

 

まずは、日本の人口構成や平均寿命などについて講義を行いました。

「少子高齢化」という言葉、聞いたことはあっても、

どんな歴史があるのか、どの程度進んでいるのかについては、これまで知る機会がなかったようで、

みんな驚いていました。Σ(・□・;)

 

                   出典:毎日小学生新聞

(↑授業は、「この図は『人口ピラミッド』と言います」という紹介で始まりました。

  初めて見たという学生もたくさんいました!)

 

後半は、「少子高齢化によって起こる問題は?」というテーマで、

学生同士、話し合ってもらいました。

「経済のレベルが下がる」「お年寄りが年金をもらえなくなる」

「介護をする人が足りなくなる」などの意見だけではなく、、

「外国人が多くなって、(古きよき)日本文化が消えるかもしれないという意見もありました。

これは、留学生ならではの視点ですね!

 

 

学生たちの出身国のほうは、毎年子どもがたくさん生まれていて、

日本とは真逆の人口構成だとか。

留学生活の中で少子高齢化を実感するのは難しいことなのかもしれませんが、

日本社会で働くことを考える人にとっては、決して無視できない問題です。

また、遠い将来、自分の国が今の日本のようにならないとも限りません。

 

日本事情の授業では、キャリアプランニングの活動も並行して行っています。

両者は無関係なものではないと考えているためです。

今回のテーマについても、

日本の現状を受け入れたうえで、日本でキャリアを積むのか、

日本の姿から学んだものを活かして、母国の将来に貢献するのか、

自分の将来と結びつけて考えてもらいたいと思います。

 

来週は、少子高齢化の原因や対策について考えてもらおうと思っています。

もし、この投稿を読んだ学生がいたら、ぜひ予習してきてくださいね~✋

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